ニペソツ山

2008.7.29 7:30-16:30 晴れ


ナキウサギ今年はなかなか天候にも恵まれず、色々と忙しかったりしてなかなか山に行けない。久しぶりで体力にも自信が無いが、その筋には有名なニペソツ山に行ってみた。

テント、寝袋持参。1泊する気まんまん。重いザックを背負って急な山道を延々登る。樹林帯の登りは急で道が悪く、ゆっくりゆっくり進む。展望もなく、単調な山道。コースタイム2時間のところ、3時間かかってやっと天狗のコルに到着。ここがテント場になっている。

で。・・・水が無い。MIZUGANAI。そうね。残雪の時期はとうに過ぎ、水場は登山口の沢しかないのだ。登山口ってオイ。下調べが不足していた。半日分の水分しか持っていない。カップヌードルも食べられない。計画変更。

ナキウサギ朝ゆっくり出発したこと、麓でペットボトルを空っぽにしたこと、全部裏目に出た。クソー。せっかく重い荷物持ってきたのに・・・。でもここまできたら、ニペソツを拝んで帰りたい。とりあえず荷物を置いて先に進む。

この辺は天狗だらけ。小天狗、前天狗に天狗岳に天狗平。笹やナナカマドやよくわからない潅木に遮られる、歩き難い道を漕いで行く。しばらく行くと、やっと視界が開け、ガレ場に出た。やっと、やっと高山らしくなった。

ここはナキウサギだらけ。トムラウシや表大雪の山々、東大雪の広大な樹海を望む展望の中、ナキウサギが鳴きまくり。顔も良く出してくれ、草を食べていたり、足を投げ出して日向ぼっこしたり、あっちこっちで大サービスだった。

ニソペツナキウサギも名残惜しいが、ニペソツの姿を拝みたい。まだこの時点でニペソツは見えず、また登り出す。大きな岩がゴロゴロしている場所もあり、雰囲気はトムラウシに似ている。やはりナキウサギがよく鳴く前天狗に出ると、ついにニペソツがその山容を見せてくれた。表大雪にはない険しい表情、切り立った崖。下から雲が沸いてくる。

しばしたたずんだ後、頂上は目指さず下山開始。もう時間も限界に近い。早朝出発すべきだったなあ。突然の計画変更だし、また秋に来よう。

ノゴマが地面をトコトコ歩いていた。何だろう。

下りもキツイ。滑るし。荷物の軽量化を考えねば。

観察種リスト

ウグイスs、ルリビタキ、ウソ、ノゴマ、ツツドリs、キジバト、
アマツバメ、イワツバメ、ホシガラス

キタキツネ、ナキウサギ

エゾアカガエル

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